― まごころで聖書を読む。そして、混迷の時代を神への信頼と希望をもって、力強く前進する ―
We read the Bible with all our hearts. And we move forward powerfully in this era of turmoil with trust and hope in God.
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最終更新日:2024年11月11日
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慰めと励ましの祈り 06
2021年10月30日改訂
タケサト・カズオ
揺るぎなき希望を求めて
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☆讃美の歌
☆安らぎの音楽と映像
Tim Janis: Peaceful Relaxing Instrumental Music, Quiet Soft Meditation Music "Highland Meadows" へ
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* * * *
神様(天のお父様)。
好転の兆(きざ)しがないのに
希望を持ち続けるのは、とても難(むずか)しいことです。
もっと難しいのは、好転ではなく、むしろ状況が悪化の一途をたどっている時です。
神様。
どうか私の心に、何ものも奪い去ることのできない希望の灯(ひ)を点(とも)してください。
漆黒(しっこく)の闇夜にあっても、朝が来ることを疑う人はいません。
また厳寒の冬にあっても、春が巡(めぐ)り来ることを疑う人はいません。
あなたは、試練の冬の夜にあっても、私たちが勝利の春の朝を迎えることができるよう備えてくださる方です。
あなたが私の手当てをしてくださる方に癒(い)やしの業(わざ)を与えていること、また私の体に回復力を備えて下さっていることを、常に思い起こさせてください。
あなたにとって不可能なことはなく、またあなたが共にいてくだされば私に不可能なことは何一つありません。
私の胸に刻(きざ)まれている希望。
それはこの世の限りのはかないものではなく、あなたと共に続く永遠の希望です。
古(いにしえ)の詩人は、苦難と困窮(こんきゅう)の中で苦悩しつつ、なおもあなたを慕(した)い求めて己(おのれ)の魂に語りかけました(注1)。
今、詩人の声に耳を傾けさせてください。
「わが魂よ、
なにゆえくずおれ、わがうちに呻(うめ)くのか。
神を待ち望め。
なおも、私は神をほめ讃(たた)えよう、
わが顔の救い、わが神を」。
(詩編 43:5 関根正雄訳、月本昭男訳参照)
主イエス・キリストの御名(みな)によって祈ります。
アーメン。
* * *
讃美と感謝
たとえいかなる道を行くときも、神の導きに身を委(ゆだ)ね、神に望みを置くならば、
神はわれらに力を与え、
わざわいの日にも必ずや、われらを背負い、担(にな)ってくださる。
いかなる時にも神の愛に信頼する者は、
揺(ゆる)ぎなき巌(いわお)の上に堅(かた)く立ち、動かされることはない。
♢ ♢ ♢ ♢
(参考文献:小塩トシ子訳、ウィリアム・バークレー著『慰めの祈り-病むときに』日本キリスト教団出版局、2005年、50項。原著:W.Barclay:Prayers for Help and Healing,Harper Collins Publishers Ltd.1968)
注1 神を待ち望む-詩編42・43編
月本昭男著『詩篇の思想と信仰 Ⅱ』新教出版社、2006年、222~235項参照。