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7月<内村鑑三「一日一生」

 

7月1日~5日

(2016年1月3日更新)

 

【1月1日】 はじめに神は天地を

「初めに、神は天地を創造された。」(創世記1:1)

 

はじめに神は天地を創造された、という。宇宙に始まりがあった。これに終末(おわり)があるに違いない。

 

神が宇宙を創造されたのである。宇宙は自ら進化してできたものではない。

神は宇宙を創造されたのである。これは、偶然にできたものではない。〔宇宙の〕創造は、ある明確な目的をもって為(な)された〔神の〕最大の業(わざ)である。

 

善き〕神〔の意志〕が宇宙を創造されたのである。それゆえ、創造が失敗に終わるはずがない。

 

天界は完全な構造体である。同じように、〔最終的に、この〕地球もまた義(ただ)しき者と真(まこと)の人の住処(すみか)となるに違いない。

柔和な者が地を継ぐであろう。〔この世の〕強者と知者とは、今日(こんにち)彼らが為すように永遠に地球を占領することはないであろう。

 

神が創造されたものは、完成に達するにちがいない。〔すなわち、全く〕新しい天と新しい地とが出現して、〔神の〕義(ぎ)がその内で行われるようになるに違いない。

 

聖書の冒頭第一の言葉に、すべての約束と人類すべての希望とが含まれている(注1・21)。

 

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【1月2日】  準備中


 

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