イエスの純福音・無教会の精髄・第二の宗教改革へ
― まごころで聖書を読む。そして、混迷の時代を神への信頼と希望をもって、力強く前進する ―
We read the Bible with all our hearts. And we move forward powerfully in this era of turmoil with trust and hope in God.
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最終更新日:2024年12月7日
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1.はじめに
①祈りは、人間の最も自然な行為
世界中のどの地域の人々も、自分たちの知っている神々に祈る。
「人が祈る理由は、祈らざるを得ないからである」(哲学者・心理学者ウィリアム・ジェイムズ)
②正しい方法で祈る
息を吸う、歩く。どんなに自然で当たり前なことにも、正しいやり方がある。悪い方法では、健康を害する。
祈りも同様である。祈りから最善のものを得るには、正しい方法で祈ることが必要である。
2.祈りの前提
神は、私たちが望む以上に、進んで私たちに良きものを与えたいと望んでおられる。
神は私たちに何が真に必要であり、何が有益かを知っておられる。それゆえ神に、くどくどと、お願いする必要はない。
神は、最善の方法で私たちの祈りに応えてくださる。しかし神の方法は、しばしば、私たちの考えている方法とは異なる。
3.祈りの姿勢
①誠実に祈る
神は、空虚な決まり文句を嫌われる。
親友に話しかけるように、私たちが自然に神に語りかけることを、神は望んでおられる。
②自己吟味(ぎんみ)しつつ、具体的に祈る
漠然とした祈りは、内容の乏しい安易な祈りである。
例:「私の欠点を直してください」
自己吟味の訓練によって、自分とごまかしなく向き合う。
その中で、自分の実際の罪を告白して神に赦しを求め、具体的に神の賜物(たまもの)を挙げて感謝し、自分に必要なことを一つひとつ神に求めなければいけない。
例:
「私には、◯◯をねたむ醜い思いがまとわりついています。どうか、私が謙虚な心を持つことができるようにお導きください」
4.どのように祈り始めるか
①「椅子をあなたの前に置き、その椅子にイエスが座っていると考えなさい。そして、親友に話しかけるように自然に、彼に話しかけなさい」(「賢者の助言」)
②どんな姿勢で祈っても良い
立っても、座っても、歩きながらでも。ただし、窮屈な姿勢では、気持ちが祈りからそれやすい。
③どこで祈ってもよい
部屋の中、職場、学校、雑踏、星空の下、山頂、海岸、どこにいても神は私たちのかたわらにおられる。
5.日々の祈り
困った時や人生の危機の時だけでなく、1~2分であっても、日々の生活の中で祈る。
毎日を、神と共に始め(朝祈る)、神とともに生き(昼祈る)、そして神とともに終える(夜、眠る前に祈る)。
このような祈りの生活は、私たちの人生を確実に変える。
6.祈りの種類
①祈求(ききゅう)
神は、ご自身を私たちに押しつけることはされない。私たちが神を愛し、神を祈り求めるまで、神は私たちの心の扉の外で待ち続けておられる。
②罪の告白
人間の親子の場合と同様に、神と人間の間でも、罪は神と人間を隔てる障壁となる。
罪を犯したら、直ちに神に告白し、赦しを請う。
③感謝の祈り
神からいただく良き賜物(たまもの)を当然のものと考えず、常に、神に向かって感謝を言い表す。
④嘆願(たんがん)の祈り
私たちに必要なもの、物質的なものだけでなく、人生を有益なものにする良き知性、心、性格を与えてくださるよう神に祈り求める。
それに続けて、「主よ、私の思いのままでなく、あなたが私に必要と思われるものをお与えください。御心(みこころ)が成りますように」と祈ることを忘れてはいけない。
⑤とりなしの祈り
とりなしの祈りとは、私たちが、同じく神の子供である他の人々(親子、兄弟、友人、知人、共同体の仲間等)のことを心にかけ、彼らを愛し、彼らのために祈ること。
神は、とりなしの祈りを特に喜ばれる。
7.大切なこと
①祈ると同時に、努力すること
祈りは、私たちがやるべきことを神に押しつける、怠慢の言い訳にはならない。
私たちは神に祈ると同時に、その祈りが実現するよう、できるだけ努力する必要がある。
②祈りとは、私たちが困難な事態に直面し、それに打ち勝つこと
神は、私たちの利己的な祈りは聴かれない。祈りは、物事からの逃避ではない。
祈りは、私たちが勇気をもって物事に直面し、それらに打ち勝つ力を得ることである。
③沈黙して、神に聴くこと
祈りにおいては、私たちが神に語る以上に、沈黙して、神が語られること、神が私たちに求めておられることに耳を傾けることが大切である。
祈りは、神に語りかけることに始まり、神に聞くことをもって終わらなければならない。
最後に、「主よ。あなたは私に何を望んでおられるのですか。御心をお示し下さい」と祈り、神の前に沈黙する。
8.祈ることの喜びを歌った讃美歌
(参考文献:W.Barclay:Prayers for Young People ,1963, W.Barclay: The Plain Man's Book of Prayers,1985)
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