イエスの純福音・無教会の精髄・第二の宗教改革へ
― まごころで聖書を読む。そして、混迷の時代を神への信頼と希望をもって、力強く前進する ―
We read the Bible with all our hearts. And we move forward powerfully in this era of turmoil with trust and hope in God.
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最終更新日:2024年12月7日
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わたしたちは、〔新約聖書最終巻の〕ヨハネ黙示録(もくしろく)で〔この世の〕《終末》の恐るべきラストシーンを学ぶことができる。
しかし、《終末》の本当(究極)の意味は、イエスの降誕によって〔、世界歴史が新しい〕《救いの時代》に入ったことを告げるところにある。
〔実に、〕この世の終末は、すでにイエスの降誕によって始まっている(注1)。
それゆえ、現在は終末のただ中〔にあるの〕である。〔こうして〕人類は終末〔=救いの時代〕に入って、すでに二千年を経過したことになる。
やがて〔決定的な〕時が来て、新天新地〔すなわち新宇宙・新世界〕の創造と《神の国》の到来によって終末を終わらせ〔、宇宙の救いを完成させ〕たもうのは、〔ほかならぬ〕救い主(ぬし)イエス・キリストである(注2)。
《救い主》は、終末を始め、また、終わらせたもうお方である。主(しゅ)〔イエス〕の御手(みて)の中に、終末は完全に握られている。
それゆえ、わたしたちは、終わりの日の〔最後の〕《審判》を予感しても、恐れたり、悲しんだりする必要はない。
見よ、今は恵みの時、見よ、今は救いの日である。(コリント第二 6:2)
これが終末の本質である。
まことに、イエス・キリストの降誕によって、救いの喜びが〔すでに〕この世に訪れていることを感謝し讃美することこそが、終末の本質でなければならない。
〔終末が向かう所を破局と〕誤解して希望を失ってはならない。
終末の主イエス・キリストは、わたしたちの心の扉をたたいて「今は救いの日であるから、救いにあずかりなさい。今は恵みの時であるから、恵みを受け取りなさい」と、夜となく昼となく招いておられる。
終末〔の時代〕を生きるわたしたちの緊急課題は、今ただちに悔い改め〔、方向転換し〕て主の招きに応じ〔、父なる神のもとに立ち帰〕ることである。
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(溝口正『復活』第339号、1994年12月。「浜松聖書集会『みぎわ』2020年・第60号原稿募集のご案内」より転載。( )、〔 〕内、《 》、下線は補足)
注1 イエスと共に《神の国》は到来した
「〔洗礼者〕ヨハネが捕らえられた後、イエスはガリラヤへ行き、神の福音を宣べ伝えて、『時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて、福音を信じなさい』と言われた」(マルコ福音書 1:14,15)
注2 キリストによる《宇宙の完成》
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